VSCodeのパフォーマンス最適化
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updatedAt: 2026/01/03
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amgsk
VSCodeはcode-flags.conf(もしくはargv.json)によって、パフォーマンスを最適化出来る。
X11版の設定
~/.config/code-flags.confの例(X11)
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Wayland版の設定
~/.config/code-flags.confの例(Wayland)
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自分はマークダウンをプレビューしながら書くことが多いが、スクロール時のレンダリングのモタツキが減った(気がする)のと、画面のリサイズ時の反応が早くなった(気がする)
16コア32スレッドのCPUを使っている人はとりあえず上記の値で良いんじゃないかなと。
環境は勿論、使い方によっても最適値は異なってくると思うので、num-raster-threadsの値は4か8辺りから試してみるのが良さそう。
設定について見ていく
- GPU関連の最適化
--enable-gpu-rasterization: CPUではなくGPUでレンダリング処理を実行し、描画性能を向上--enable-zero-copy: CPUとGPU間のメモリコピーを削減し、メモリ使用効率を改善--enable-native-gpu-memory-buffers: GPUメモリを直接使用して、メモリアクセス速度を向上
- ハードウェアアクセラレーション
--enable-features=VaapiVideoDecoderCanvasOopRasterizationRawDraw: Linux環境でのハードウェアビデオデコードとレンダリング最適化を有効化
- マルチスレッド処理
--num-raster-threads=12: ラスタライゼーション(描画処理)で使用するスレッド数を12に設定し、マルチコア性能を活用する指定
- レンダリング設定
--ozone-platform-hint=x11: X11ウィンドウシステム向けに最適化--disable-renderer-backgrounding: バックグラウンドでもレンダリング性能を維持し、ウィンドウ切り替え時の応答性を向上
- セキュリティ・安定性に影響するフラグ(注意)
--ignore-gpu-blocklist: 問題のあるGPUドライバでもGPU使用を強制(安定性リスク)--disable-software-rasterizer: ソフトウェアレンダリングを無効化(GPU障害時のフォールバック削除)
ちなみに以下はLinux特有の設定値なので、Linux以外の人は設定しても多分無視されると思う。
X11向け
X11固有の設定
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Wayland向け
Wayland固有の設定
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Waylandの場合はUseOzonePlatformフラグを有効にし、--ozone-platform=waylandでプラットフォームを明示的に指定する必要がある。
設定は以下の方法があるが好きな方で良いと思う
~/.config/code-flags.confで設定(WindowsやMacで出来るかは不明)- VSCodeの
argv.jsonで設定
argv.jsonでやる場合、VSCodeのコマンドパレットでConfigure Runtime Argumentsと検索して実行するとエディタが開くので、そこに以下をペーストすると設定がでてくる。
設定後は再起動しプロセスリストやnvidia-smiでステータスを確認する。

argv.json 最低限の設定コピペ用
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